美容院や理容室を閉店時の粗大ごみの処理方法はご存知ですか?美容室や理容室などからでるゴミは一般廃棄物(家庭ごみ)としての処分ができない為、処分に困る事も多いと思います。
上記のようなお悩みがある方に向けて美容室・理容室の事業系粗大ごみの上手な処分方法をご紹介していきます。
綺麗に閉める!サロン(美容室・理容室)業界での閉店・倒産
美容室・理容室を閉店する時の退去方法は2つの選択肢があります。
店舗の設備などをそのままに譲渡できる『居抜き物件』と賃貸契約時の内容に従って『原状回復、スケルトン』の状態に戻す方法があります。
居抜き物件(造作譲渡)
居抜き物件は内装などの設備を残したまま次の契約者に譲渡する方法。上手く利用する事で造作譲渡料が貰えるので退去時の費用を抑える事ができる。
「原状回復」「スケルトン戻し」
原状回復とは物件を借りた時の状態に戻す事。原状回復の場合は、内装の解体、設備の処分などに高額な費用がかかる。スケルトン戻しとは(コンクリートむき出しの躯体のみの状態)にする事。店舗の場合はスケルトン戻しが一般的です。
状況により選択肢が異なります。
- 退去金額を抑えたい場合は居抜き物件(造作譲渡)
- 退去を急いでいる場合は原状回復/スケルトン渡し
以下、美容室・理容室の閉店時の流れをご紹介していきます。
【美容室・理容室】店舗閉店時の退去方法の流れ
居抜き物件(造作譲渡)として売却する際の流れ
①貸主との契約を確認。居抜き物件としての譲渡ができるかを確認
②居抜き物件として譲渡が可能な場合は仲介サイトなどで入居者を探す。
③不要な物を処分(回収業者に依頼)
④次の入居者が決まったらそのまま契約後に譲渡
退去完了
原状回復/スケルトン渡しの流れ
①貸主に退去の通知
②粗大ごみや不要な物を処分(回収業者に依頼)
③内装業者に依頼
④建物を貸主に返却
退去完了
上記が閉店時の流れになります。居抜き物件として売却する場合でも細々した不要品や粗大ごみはご自身で処分する必要があります。
一般的には事業者ゴミ(産業廃棄物)は、許認可の降りた「産業廃棄物業者」に依頼。その他にも回収許可を持つ「不用品回収業者」に依頼します。
許認可が降りた「産業廃棄物業者」は、【単品回収×個数】なので数が多い場合は割高になる場合もありますが、不用品回収業者の積み放題パックを利用する事で処分料を抑えることができます。
個人・大型店舗にある理美容機器設備について
美容室の設備でチェアーやデジタルパーマ機など高額な商品は高値で売却できる可能性があります。居抜き物件として売却できない場合は商品単体で売却することも可能です。
美容室や理容室、エステサロンなどにある設備で状態が良ければ売却できる機器などをご紹介していきます。
デジタルパーマ機 | スチーマー | |
不用品・廃品・粗大ゴミの処理方法
買取金額が付かないような不用品や粗大ごみの処分方法について解説していきます。
美容室や理容室などの事業からでるゴミは民間の許認可が降りている一般廃棄物処理業者に依頼するのが一般的です。一般廃棄物処理業者では家電リサイクル対象の商品を回収してもらえなかったり、室内までの回収を行っていない業者がほとんどです。
不用品回収業者の場合は「粗大ごみ」「家電リサイクル対象の商品」「壊れた物」まで全て回収してもらえます。処分までの期日がない場合でも回収から処分まで全てを行ってくれるので楽に処分することができます。
オークションなどで売却しやすい物
買取業者に買い取って貰えない商品などもオークションサイトでは販売できる商品もあります。コンパクトな物で発送しやすい物であればオークションサイトなどを利用して売却して処分する方法もおすすめです。
オークションなどは中古のドライヤーやアイロン。未使用品であればシャンプーやパーマ液なども販売する事ができます。
未使用の物がある場合は、基本的にオークションサイトなどでの販売がおすすめです。オークションサイトなどでまとめて売ると、買い手が見つかりやすくなることもあります。
サロン系店舗にある売れにくい物
オークションや買取業者などで売れにくい商品の一覧です。ブランド品や新品以外では売れにくい物になります。
持ち運びが不便な物や場所を取るような大きい物に関しては、中古の場合は売却での処分がしにくい商品になります。業務用のチェアーなどは中古でも売却できることが多いので美容系専門の買取業者に依頼しましょう。
居抜き物件として売却の場合はそのままでも売却できる可能性がありますので次の賃借人と相談しましょう。
不用品の分別で注意する点
民間の許認可を得ている一般廃棄物処理業者に依頼する場合は燃えるゴミ、燃えないゴミ、などをしっかり分別しましょう。ごちゃまぜで回収してくれる業者もありますが、分別せずまとめている場合は金額が割高になる可能性があります。
カットした後の髪の毛は一般的には産業廃棄物となり、ご家庭のゴミと同じ方法では処理できません。事業ゴミの場合、原則では許認可が降りた「産業廃棄物処理業者」「一般廃棄物処理業者」に依頼する必要があります。
都道府県や市区町村によっては一般家庭ゴミと同じ処分方法でできる地域もありますのでご確認お願いします。
※各都道府県でゴミの処理方法が異なりますので【都道府県名+廃棄物対策課】で検索して処理方法をご確認ください。
理容室・美容室の不用品・粗大ごみに関するQ&A
理容室・美容室の不用品・粗大ごみに関するよくある質問やよくある疑問をまとめました。
- 髪の毛の処分方法はどうすれば良いですか?
-
事業系一般廃棄物になりますので許認可が降りた一般廃棄物処理業者にご依頼ください。
- 壊れている機器などはどのように処分すれば良いでしょうか?
-
壊れている機器やまとめて回収の場合は不用品回収業者に依頼する事で楽に処分できます。
まとめ
不用品回収業者に依頼して全てまとめての即日回収がおすすめです。
美容室・使用室の不用品や粗大ごみの処分方法をご紹介していきました。美容室や理容室は立地条件が良い場合は居抜きとして売却できる可能性も高いので退去までの期日に余裕がある場合は居抜き物件として次の賃貸人を探す方法をおすすめまします。
期日が残っていない場合は売却できる設備などを売却した後に回収業者に依頼します。緊急な場合は許認可が降りた一般廃棄物処理業者より不用品回収業者の方が迅速に対応してもらえると思います。ご自身の状況によってどのように処分するかを決めましょう。
この記事の執筆者
東京都内を中心に関東エリアで年間1,800件以上の対応実績がある不用品回収の専門企業。メディアでも多数取り上げられている不用品回収のプロが豊富な知識と経験をもとに分かりやすく解説しています。
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