炊飯器の賢い捨て方9選│無料からお得に処分できる方法も紹介

炊飯器の処分を考えているけれど、「自治体で何ゴミにの何ゴミ回収に出せばいいの？」「どんな処分方法があるの？」「すぐに処分できる方法はあるの？」など炊飯器の捨て方で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

炊飯器は、小型家電リサイクル法に分類される家電で回収ボックスに入れるだけでお金をかけずに処分したり、高額な炊飯器になると中古品として販売することもできます。

そのため、炊飯器は無料で処分できたり売却できることを知っている方は意外と少ないものです。

そこでこの記事では「炊飯器を自治体のゴミに出す方法」や「炊飯器の9つの処分方法」について解説していきます。
7つの処分方法の中には知っておくと便利な方法もありますので、ぜひこの記事を参考にしてください。

炊飯器は何ゴミになるのか

小型の炊飯器であれば「普通ゴミ」として捨てることができます。区分は自治体によって異なりますが、可燃・不燃ゴミとして分類される事が多いようです。

大型の炊飯器になると「粗大ごみ」として捨てなければなりません。粗大ごみの基準は自治体によっても異なりますが１辺の長さが30〜50cm以上の物が粗大ごみの対象となります。

3合炊きであれば30cm未満。5合炊きになると30cmを超えることが多いため、普通ゴミとして処分を考えている方は注意しましょう。

その他にも自治体によっては、無料で処分できる回収BOXを設けている地域もあります。

炊飯器を含めた小型家電が対象となるため、設置場所にある回収BOXに入れるだけで無料で簡単に処分できます。

地域によって処分方法が異なるので、事前にお住まいの地域の自治体に確認しましょう。

炊飯器の捨て方9選

①自治体│普通ゴミとして捨てる

炊飯器を手軽で安く処分したいなら自治体の普通ゴミで捨てる方法がおすすめです。

壊れている炊飯器の場合は、この処分方法が最も良いでしょう。

小型の炊飯器であればゴミ袋に入れて捨てるだけなので、無料で簡単に処分できます。

捨てる際は自治体の分別ルールに従う必要がありますが、基本的には「不燃ゴミ」となることが多いようです。

地域によってはそれ以外の「小型家電ゴミ」「金属類」に分類されることもあるため、炊飯器を捨てる前に自治体の分別ルールを確認しましょう。

②自治体│粗大ごみとして捨てる

普通ゴミとして処分できない場合は、粗大ごみとして捨てる方法がおすすめです。

粗大ごみの基準は自治体によって異なりますが、基本的には１辺の長さが30〜50cmを超える場合に粗大ゴミとなる地域が多いようです。

普通ごみとの違いは、ご自身で予約を取ったり粗大ごみ処理券を買うなどの多少の手間がかかりますが、行政が行っているサービスになるので処分費用が安くなります。

以下のように東京23区で見ても処分費用は500円以下となります。

炊飯器を「一般ゴミ」として捨てられない場合は粗大ごみで処分しましょう。

③自治体│直接処分場に持ち込む

お住まいの地域に直接持ち込める処分場がある場合は、炊飯器を直接持ち込んで処分する方法もあります。

直接処分場へ持ち込む場合は、運搬用の車と手間がかかりますが家の物を一気に片付けたいという場面で活用すると、とても便利でしょう。

しかし、平日のみの受付となっている施設も多いため平日に持ち込むことが難しい方は利用できません。

料金は地域によって異なりますが、自治体の粗大ごみ回収より安い金額で処分できます。基本的には事前予約制になるので、処分を考えている方は事前にお住まいの地域の自治体にてお問い合わせください。

平日に持ち込める方で、いっきに片付けたいという方は検討しても良いでしょう。

④無料回収の設置ボックスに入れる

お住まいの地域に無料の回収設置BOXが設置されている場合は、炊飯器を無料で処分できます。

無料回収のBOXは主に小型家電が対象となり、炊飯器の他にも「ラジオ、携帯電、パソコン、ゲーム機、リモコン」などBOXの投入口に入りそうな小型家電も回収しています。

無料回収BOXが設置されていない地域の場合は別の処分方法を選ぶ必要がありますが、設置されている地域であれば無料回収を利用して捨てるのも良いでしょう。

回収された物はリサイクルされるので、安心感もあり環境にも優しい処分方法になります。

⑤家電量販店で下取りに出す

新しく炊飯器を購入しようと考えている方は「家電量販店」で買い替え時に捨てる方法がおすすめです。

引取サービスを行っている家電量販店では、購入と処分を同時に行えるため効率的な処分方法と言えるでしょう。

サービスは家電量販店によって異なるため、事前に電話などで確認が必要です。以下、大手家電量販店の引取りサービスを比較したものになります。

上記の表のとおり、家電量販店によっては買い替えの際に、購入数と同数の炊飯器を無料で引き取ってもらえるので、新しい炊飯器の購入予定がある場合は効率よく処分できます。

しかし、家電量販店によっては年式やメーカーで下取りの条件を設けている店舗もあるため、引き取り対象外となる場合もあります。

購入予定がない方でも家電量販店によっては処分のみの受付も行っているので、処分先で困っている方は検討してみましょう。

⑥買取業者・リサイクルショップ

新品や新品同様、高級炊飯器は「買取業者・リサイクルショップ」で買い取ってもらえる可能性があります。

買取りの対象となるのが再販できる炊飯器で、基本的に国産メーカーで製造年数が5〜10年以内の製品が対象です。

しかし、比較的新しい高級炊飯器であっても、衛生面を気にする方も多いことから、使用感のある炊飯器は査定額が低くなる傾向にあります。

買取業者の中には、無料で出張買取りを行っている店舗もありますので、持ち込みの手間を省けます。

デメリットは「査定に出してみないと買取対象なのか分からない点」と「思ったほどの買取金額にならないこともある点」です。

買取査定額に納得がいかなかった方や、買取りに至らなかった方は「フリマアプリ・オークション」での販売も検討してみてください。

⑦フリマアプリ・オークション

炊飯器を少しでも高く売りたい場合は「オークション・フリマアプリ」での販売がおすすめです。

オークション・フリマアプリは、再販を目的としている買取業者・リサイクルショップとは違い直接販売できるため、買取査定額の2〜3倍で売れる可能性があります。

さらに、オークションやフリマアプリは、リサイクルショップで買取不可となった炊飯器でも販売できる可能性があります。

オークション・フリマアプリの場合は、一部の部品だけを売る「パーツ売り」や動作不良などの「ジャンク品も販売できる」ため、自由な売り方が可能です。

しかし、オークションやフリマアプリのような個人取引は、出品・コメントのやり取り・梱包・発送まで全てご自身で行う必要があります。

マナーを守らないなどの悪質な購入者もいるため、思わぬトラブルになる可能性もあるでしょう。

状態が良い炊飯器の場合は、買取業者より高く販売できるので少しでも高値で売りたい方は検討してみましょう。

⑧ジモティー

炊飯器を無料or有料で人に譲りたい方は「ジモティー」を利用して欲しい方を探すこともできます。

ジモティーは地域密着型のクラシファイドサービス（ユーザーが無料or有料で不用品を譲ったり貰ったりできるWebサービス）です。

オークション・フリマアプリとは違い、手渡しで直接やり取りできるため手数料がかからないのが特徴になります。

炊飯器を販売する場合は状態が考慮されますが、無料で譲る場合は使用できれば良いという人も多いため、販売が難しいようなコンディションでもジモティーを使って無料で処分することができるでしょう。

しかし、個人取引になるので「取引の途中で音信不通になった」「待ち合わせ日時に来なかった」などマナーを守らない人もいるため、処分を急いでいる方や確実に処分したいという方は多少のリスクがあります。

上手に利用できれば便利なサービスになりますので、無料で欲しい人に譲りたいという方は検討してみましょう。

⑨不用品回収業者

引越し時や大掃除後など「即日処分したい方」、「炊飯器以外にも処分したい不用品がある方」は不用品回収業者が最適です。

不用品回収業者は、他のサービスとは違い電話1本で回収に来てもらえるため、処分に困っている状況下でも即日での処分が可能になります。

また、不用品の種類や量を問わず回収してくれるのも、不用品回収業者だけのサービスです。

自治体のゴミに出す場合は種類ごとに分別が必要ですが、不用品回収業者なら分別の作業も必要ありません。

優良良質な業者を選べば、便利なサービスを低価格で利用することができます。

しかし、不用品回収業者の数は多く、それぞれに異なる料金体系なので「何を基準に選べば良いのか分からない」という方もいらっしゃるでしょう。

優良業者の選び方を知りたいという方に向けて、「優良な不用品回収業者の選び方」という記事も書いていますので、そちらも参考にしてみてください。

炊飯器の処分方法9選｜まとめ

• すぐにでも処分したいなら「不用品回収業者」に依頼
• 高級炊飯器や状態の良い炊飯器なら「買取業者」に査定依頼
• 少しでもお金に変えたいなら「オークション・フリマアプリに出品
• 無料or優良で人に譲りたいなら「ジモティー」を利用
• 炊飯器以外もまとめて処分したい不要品があるなら「不用品回収業者」に依頼

炊飯器の処分について、「自治体のゴミ回収への出し方」や「その他の処分方法を9つ」紹介してきました。

炊飯器の処分方法には「無料で処分できる方法」や「お金に変える方法」「便利なサービス」など、様々な方法があります。

処分方法ごとにメリット・デメリットがありますので、この記事を参考にあなたの状況に合った処分方法を見つけてください。