電動ベッドの処分は大変？│どんな状況でも捨てられる処分方法8選

電動ベッドの処分方法について「どのように処分したらいいのか分からない」「自治体のゴミ回収に出せるの？」「重くて運び出せない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、自治体のゴミ回収に出す場合を含め、どんな状況下であっても必ず処分できる方法を詳しく解説していきます。

知っておくと便利な処分方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

電動ベッドの処分の仕方

電動ベッドを自治体の粗大ゴミに出す場合、自治体によっては規定のサイズオーバーで、処分を引き受けてくれないことがあります。

また、電動ベッドの種類によっては重量や大きさもあるため、自力で運び出せない場合もあるでしょう。

そのような場合は、電動ベッドを解体することで粗大ごみの規定内のサイズに抑えることができ、運び出し作業も行いやすくなります。

細かく分解するというよりは、サイズダウンするために運びやすいサイズに分解するイメージです。

電動ベッドの解体が「できる場合」と「できない場合」の状況に合わせて最適な処分方法をご紹介していきます。

電動ベッドの解体ができる場合

そのままのサイズだと自治体の粗大ゴミに出せない場合でも、解体できれば粗大ゴミとして受け付けてくれるケースも多いです。

解体ができれば家からの運び出しも楽になるので、ご自身でなんとか処分したいという方は、解体を検討してみると良いでしょう。

解体するにはスクリュードライバーやスパナなどの工具が必要になり、それらを持っていない場合は、粗大ゴミの処分費用に加え工具を購入する際の費用も必要になります。

解体の仕方は電動ベッドによって異なりますが、基本はネジやボルトで固定されているので、それらを外していけばフレームの解体ができます。

ある程度コンパクトにすれば粗大ごみで処分できるので、粗大ごみで処分したい方はお住まいの自治体の指示に従って処分してください。

解体できない場合

電動ベッドの解体が難しい場合は、以下の処分方法があります。

処分を考えている場合	・不用品回収業者に依頼する
売却できそうな場合	・電動ベッドの買取専門の業者に依頼する

処分を考えている場合

自治体の粗大ごみとして処分したいけど「粗大ごみで処分できない（規定サイズを超えている）」「家の外への運び出しが困難」このような場合は回収処分のプロ「不用品回収業者」に依頼する方法があります。

不用品回収業者は処分業に特化しているため、「必要に応じて分解」「鍛えられたスタッフによる運び出し対応」など、処分に困った時に解決してくれる専門業者になります。

ご自身の状況によって、粗大ごみとして処分出来ない場合は検討してみると良いでしょう。

売却できそうな場合

新品や新品に近い状態の電動ベッドは、「買取業者」に依頼して、買取ってもらえる可能性も。

業者に依頼する方法のほかにも、「フリマ・オークションサイト」「ジモティー」を利用して、ご自身で売買や譲渡する方法もあります。

これらの方法を含め、電動ベッドの8つの処分方法をご紹介していきます。以下の章でそれぞれの方法を詳しく解説していきます。

電動ベッドの処分方法8選

1.自治体で処分：粗大ゴミ

電動ベッドをお住まいの自治体の粗大ゴミ回収に出し、処分しようと考えている方も多いのではないでしょうか。

粗大ゴミは1点あたり1,500円～2,000円程度で処分できるので、比較的安価な費用で処分できます。

ただし、自治体によっては使用時のサイズのままだと引き受けてくれないことがあり、その場合は解体するか「不用品回収業者」など別の処分方法を検討する必要があります。

処分に必要な料金分の粗大ごみ処理券を電動ベッドに貼り付け、回収日の朝8時までに収集場所に出しておきましょう。

2.自治体で処分：持ち込み

お住まいの自治体によっては、家庭ゴミを持ち込めるゴミ処理施設が利用できます。

ご自身で電動ベッドをゴミ処理施設まで持ち込む必要がありますが、処分費用で見ると最も安く済む処分方法です。

お住まいの自治体が指定するゴミ処理施設しか利用できないため、自治体に電動ベッドを受け付けているゴミ処理施設がない場合は、別の処分方法を検討する必要があります。

ゴミ処理施設の受付は平日のみの場合が多く、受け付けているゴミの種類も各ゴミ処理施設によって異なるため、自治体のゴミ処理施設のホームページで確認が必要です。

電動ベッドをゴミ処理施設まで運搬する必要があるため、車や人手も必要になります。

「運搬用の車が用意できない」「受付時間内に持ち込めない」などの理由で利用が困難な場合は、「自治体の粗大ゴミ」に出すか自宅まで引き取りに来てくれる「不用品回収業者」で検討してみるのが良いでしょう。

3.メーカーで買い替え

新しく電動ベッドを買い替える予定がある方は、電動ベッドメーカーの引き取りサービスが利用できます。

フランスベッドなどの電動ベッドメーカーでは、新しく購入した場合に有料で古い電動ベッドの引き取り処分も行ってくれます。

ただし、引き取ってくれるのは購入した電動ベッドと同種で同サイズ、同数以下という引き取りルールが設けられている所も多いです。

一例を挙げると、フランスベッドでの処分費用は、電動フレーム（シングル～セミダブル、1～2モーターの場合）で税込み：16,500円～、マットレスはシングルで税込み：7,700円～となっています。

サイズ違いの電動ベッドを購入する場合、処分料金と同じくらいのサービス料金を支払えば、不用品回収業者で引き取り処分をしてもらえます。

参照元：フランスベッドショップ・プラス「不用品のお引取りについて」

4.買取業者

新品や高級ブランドで使用感の少ない電動ベッドは、買取サービスを利用すれば買取りになる可能性があります。

訪問で査定を出してくれたり買取ってくれたりする買取業者も多いため、買取りになれば電動ベッドをゴミ集積所などへ運び出す手間もかかりません。

また、買取りになればお金になるだけでなく、処分費用の節約にもつながります。

買取業者によって買取額に差が出るので、より高く買取ってもらいたい場合は、複数の業者で相見積もりを出してもらうのがおすすめです。

利用する上で「実際に査定を出してもらわないと買取りになるのか分からない」「思ったほどの金額にならないことが多い」などデメリットもあります。

他にも「フリマアプリやオークション」に出品して販売する方法もあります。

5.フリマアプリやオークション

「メルカリ」などのフリマアプリや「ヤフオク!」に代表されるオークションサイトに出品すれば、販売できる可能性があります。

出品準備から落札された場合の発送手続きまで、全ての手続きをご自身で行う必要がありますが、販売できればお金になるだけでなく、処分費用の節約にもつながります。

注意点として電動ベッドは使用感も現れやすいので、出品説明に状態を細かく記載し、見やすい画像を用意しないと、後々クレームの原因につながることも。

また、出品したからといって必ず販売できるとは限らず、販売までに時間がかかることもあることから、確実に処分したい方や速やかに処分したい方には向きません。

処分に時間がかかっても良い方や、出品から発送手続きまでの手間も気にならない方にはおすすめの方法です。

逆に、「すぐに処分したい方」や「手間をかけずに処分したい方」は、費用が必要になりますが、即日対応も可能で運び出しから処分まで引き受けてくれる「不用品回収業者」がおすすめです。

6.ジモティー

無料で処分したいという方は「ジモティー」などの地域掲示板サイトを利用して欲しい人に譲る方法もあります。

無料〜有料などご自身で設定することができるので、欲しい人とマッチングすればお金をかけずに電動ベッドを処分することができます。

利用料は無料。基本的に直接引き渡しになるので、システム利用料や送料がかかりません。

そのため、仮に10,000円で売却できれば、そのまま10,000円が手元に残ります。

さらに、現金でのやり取りが多いため、すぐにお金が欲しいという方にも便利なサービスになります。

デメリットは、個人間での取引となるため、「約束した引き渡し日に取引相手が現れなかった」「取引後にクレームがついた」など思わぬトラブルに発展することもあります。

また、必ずしも希望者が現れるとは限らず、相手が見つかるまで長期間が必要になるなど、すぐに処分したい方には向きません。

処分まで時間がない方やすぐに処分して早く部屋を片付けたい方は、回収日時を指定できる「不用品回収業者」も合わせて検討しましょう。

7.寄付をする

「まだまだ、使える電動ベッドなので捨てるのはもったいない」という方は電動ベッドをそのまま寄付をして、施設などで使ってもらう方法もあります。

地域により異なりますが、江東区社会福祉協議会など、一部団体では介護用電動ベッドの寄付を受け付けています。

寄付できるベッドは、メーカーやサイズなどの条件が設定されていることもあり、条件を満たす電動ベッドなら寄付が可能です。

上記のように条件が厳しい所もありますが、少しでも社会貢献したいという方は寄付を検討してみてもいかがでしょうか。

8.不用品回収業者

不用品回収業者は「電動ベッドを自宅まで引き取りに来てくれる」「回収の日時が指定可能」など、自治体のゴミ回収では対応していないサービスを行う処分に特化した専門業者です。

重くて運び出しが困難な電動ベッドも、家の中から運び出して回収してくれるので、面倒な運び出しや解体などの作業が一切必要ありません。

利用者の状況に合わせて回収に来てくれるので、「仕事などで時間調整が難しい場合」や「急な引っ越しなどですぐにでも処分したい場合」にも対応可能です。

電動ベッドのみならず、これまで処分したくてもできなかった不用品もまとめて回収してくれるので、業者に頼めば短時間で部屋の中がスッキリします。

特に粗大ゴミに該当する不用品が何点もある場合、自治体の粗大ゴミに出す場合は1点ごとに粗大ゴミ処理券が必要で、回収場所まで運び出すのも困難でしょう。

不用品回収業者なら、点数に関係なくまとめて回収してくれるので、粗大ゴミ処理券を購入する手間や運び出しの手間が一切かかりません。

よりお得にサービスが利用できる「パック料金」を設定している業者も多いですが、業者によって利用料金が大きく異なります。

無料で見積もりを出してくれる業者も多いので、まずは復数の業者から相見積りを取りサービス料金とサービス内容を比較しながら業者を選びましょう。

東京都内に在住の方であれば、「【東京都内】557業者から厳選した不用品回収業者10社を紹介！」の記事も参考にしてみてください。（業者の選び方からおすすめの業者まで紹介しています。）

電動ベッドの処分方法まとめ

• 一般的な処分方法を選ぶなら「自治体の粗大ゴミ」に出して処分
• 新品や使用感の少ない高級電動ベッドは「買取業者」で売却
• 使用感の少ない電動ベッドは「フリマアプリ・オークション」で販売
• 人に譲りたいなら「ジモティー」を利用して希望者探し
• 電動ベッド以外にも処分したいものがあるなら「不用品回収業者」に依頼

あなたの状況に合った処分方法が見つかるように、自治体の粗大ごみ収集も含めた8つの方法をご紹介していきました。

電動ベッドは大型で重量もあり、一部地域では自治体でも処分できないため困っていた方も多いと思います。

自治体以外の処分方法を知ることで、どんな状況下でも処分できるようになります。

この記事を参考に、あなたの状況に合った処分方法をお選びください。